日本庭園の基礎知識
2025/03/21
日本庭園は、日本独自の美意識や哲学を反映した庭園の様式で、自然の風景を縮小して再現することを特徴としています。以下に、日本庭園の基礎知識を紹介します。
1. 日本庭園の基本要素
① 水(池・流れ)
池や川を配置し、自然の風景を再現します。枯山水では、砂や石で水の流れを表現します。
② 石組(庭石)
庭の構成に欠かせない要素で、神聖な意味を持つこともあります。立石、寝石、飛び石などがあります。
③ 橋
池や川に架けられる橋は、庭園のアクセントになり、渡ることで視点を変える効果もあります。
④ 植栽(草木)
松、紅葉、竹、苔など、四季を感じられる植物が使われます。苔は、特に枯山水や茶庭で重要な要素です。
⑤ 塀・垣・門
庭園の境界を示し、外界と区切る役割を持ちます。竹垣や生け垣がよく使われます。
2. 日本庭園の主な様式
① 浄土式庭園(平安時代)
極楽浄土を表現した庭で、大きな池と阿弥陀堂が特徴です。(例:平等院鳳凰堂庭園)
② 書院式庭園(鎌倉~室町時代)
鑑賞を目的とした庭園で、池泉回遊式が発展。(例:西芳寺庭園)
③ 枯山水(室町時代)
水を使わず、砂や石で自然を表現。禅の精神を反映。(例:龍安寺の石庭)
④ 回遊式庭園(江戸時代)
歩いて楽しむ庭園。池や築山を巡る動線が特徴。(例:兼六園、後楽園)
⑤ 茶庭(露地)(安土桃山~江戸時代)
茶室へ至るための庭で、質素な美しさが重視されます。(例:桂離宮の露地)
3. 日本庭園の美の特徴
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借景:遠くの景色を庭の一部として取り込む技法
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詫び寂び(わびさび):静けさや簡素な美を大切にする思想
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非対称性:自然の美しさを強調するために、左右対称を避ける
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日本庭園は、自然との調和や哲学的な意味が込められた空間です。それぞれの様式や要素を理解することで、より深く楽しむことができます。
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